Coshitanスタッフが、今年のベスト・アルバムを紹介します。その前にアメリカの大手音楽メディア2社のベスト・アルバムをどうぞ。こんな感じでした。
米Pitchfork
1. FKA twigs – MAGDALENE
2. Lana Del Rey – Norman Fucking Rockwell!
3. Big Thief – U.F.O.F.
4. Big Thief – Two Hands
5. Angel Olsen – All Mirrors
6. Nick Cave & The Bad Seeds – Ghosteen
7. Bon Iver – i,i
8. Brittany Howard – Jaime
9. Jenny Hval – The Practice of Love
10. (Sandy) Alex G – House of Sugar
米TIME誌
1. FKA twigs – MAGDALENE
2. Solange – When I Get Home
3. Big Thief – U.F.O.F.
4. Lana Del Rey – Norman Fucking Rockwell!!
5. Billy Woods and Kenny Segal – Hiding Places
6. Billie Eilish – WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?
7. Bon Iver – i,i
8. King Princess – Cheap Queen
9. Joe Armon-Jones – Turn to Clear View
10. James Blake – Assume Form
両社共1位は同じで、日本では異常に知名度の低い FKA twings が首位を獲得していますね。
他のアメリカ、イギリスの音楽メディアのベスト・アルバムでは FKA twings 、 Lana Del Rey 、 Bon Iver 、 Solange がよく入っていました。
それではCoshitanが選ぶ今年のベスト・アルバム10選をどうぞ。
Flume – Hi This Is Flume
フューチャーベースの先駆者 Flume(フルーム) のミックスアルバム。フューチャーベース、トラップ、エレクトロニカ、ヒップホップなどをこれまでにない世界観で表現した衝撃のアルバム。
Flying Lotus – Flamagra
ヒップホップ、ファンク、ソウル、ジャズ、ダンス・ミュージック、トライバルなポリリズム、IDM、そしてビート・ミュージックが図解不可能なほど複雑に絡み合い、まるでロータスの頭の中に迷い込んだような、もしくは宇宙に漂う灼熱の惑星の上にいるかのような、驚異的独創性が発揮された傑作。
きくお – きくおミク6
国内外からも絶賛されるボカロシーンの異才。多種多様の音楽をねるねるねるねし、日本人にしか表現できない独自の世界観で表現した狂気と神秘が混在したアルバム。
Robert Glasper – Fuck Yo Feelings
次世代ジャズ・シーンの最重要ピアニストが、友人のミュージシャン達と共にスタジオでセッションし、その即興演奏の中で生まれた芸術作品を詰め込んだ奇跡のアルバム。やばい。
Carmen Villain – Both Lines Will Be Blue
元スーパーモデル Carmen Villain の最高傑作。自身の知名度やパイプを一切使わず、販路や宣伝を極限にまで絞った為、ほとんどのメディアが報じなかった。チルアウト通にしか知られていない最高にチルできるアルバム。
Richie Hawtin – CLOSE COMBINED (GLASGOW, LONDON, TOKYO – LIVE)
ミニマル・テクノシーンの帝王が放つ、グラスゴー、ロンドン、東京の3都市で行われた<CLOSE live>のパフォーマンスを元に制作された「オーディオ・ビジュアル・アルバム」。3パネルの垂直レイアウトで表示される映像と共に、視聴者はライブショーを様々な視点から楽しむことができる。
Kelsey Lu – Blood
デビューアルバムでありながら、Jamie xx、Skrillex、Adrian Youngeらが参加するという異常事態。NY出身で現在はLAを拠点に活動している最重要シンガー/アヴァン・チェリストの1stアルバム。
James Blake – Assume Form
常に進化し続ける天才ジェイムス・ブレイクの4stアルバム。とにかく素晴らしいとしか言えない。
Billie Eilish – WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?
メジャーシーンで今一番勢いのあるアーティスト Billie Eilish のデビュー・アルバム。今年はビリー・アイリッシュの年だった気がする。bad guy最高。
Bon Iver – i,i
ジェイムス・ブレイクを彷彿とさせるサウンドを取り入れ、次世代フォーク・バンドとして再ブレイク。「2019年を象徴するアルバム」として取り上げているメディアもあり、多くの音楽誌でベスト・アルバム入りを果たしている。
はい。いかがでしたでしょうか。今年は本当に衝撃的で面白いアルバムがたくさんリリースされていたので10個に絞るのはキツかったです。
何はともあれ、2019年も良い音楽にまみれた年でしたね。Coshitanは暇な人達が業務の間に運営している弱小メディアですが、来年は成果を出して皆さまにもっともっと面白いコンテンツをお届けできるように頑張ります。どうぞ来年も宜しくお願いいたします。