森美術館、村上 隆 の現代アートについて語ったトーク動画を公開

森美術館のYouTubeチャンネルが、中止になったイベント/トークショーの代わりに急遽、村上 隆のトーク動画を公開したのだが、これがメチャクチャ面白いので、現代アートについて興味がある人は絶対にチェックして欲しい。

動画のはじめに村上 隆は、資本主義で動いている世の中において「アートとは資本主義そのものを体現する装置である」と語っており、ゴッホなどの生前に理解されなかった画家のように「僕が死んでから、ナルホドねと、村上隆はこういうことをやりたかったんだなと分かれば良いだけの話」「遠い未来の人たちにメッセージが伝わればいい」と、後世で理解されれば問題ないという意思を示すところから始まる。

そのあとに現代美術家になろうと思ったキッカケや、海外での体験、自分の作品ではなく別のアーティストを売り出していくようになった経緯、クリエイティブにおけるオリジナリティについて、これからは「あつまれ動物の森」や「ポケモンGO」のような直接心に届く芸術がくる、芸術家とアウトサイダーについて、少女漫画についてなどの話など、どの話も興味深い内容となっている。