シカゴ・ハウス／ディープハウスシーンのレジェンド Larry Heard による Mr. Fingers 名義で新作となるEPが主宰レーベル＜Alleviated Records＞からリリースされた。
本EP「VAULT SESSIONS 1」に選ばれたトラックは４曲。１曲目はラリー・ハード、ロバート・オウエンズ、ロン・ウィルソンから成るユニット Fingers Inc. が1988年にリリースしたシカゴハウス史に残る名アルバム「Another Side」と同時に作成された作品で、ロン・ウィルソンをフィーチャーしている。
２曲目は「電子の破片」と名付けられた作品で、地を這うアシッディーなベースに緊迫感が漂うシンセが病みつきになるディープ・ミニマル・ハウス「Electronic Debris」が収録。これは渋い。
３曲目「Saspence」は、タイトル通り心が中に浮いている状態が表現されているような作品。４曲目は陶酔状態で作っただろうと思われるアシッド・ハウスが収録されている。
