立東舎から、元SIMI LABのラッパー・DyyPRIDEとして知られる檀廬影(だん・いえかげ)による小説デビュー作『僕という容れ物』が発売された。
僕という容れ物
荒涼とした精神の砂漠を徘徊する日々、どこまでが幻覚か現実か。混血の少年が現実と幻想の間を行き来しながら生きる道を探る小説作品。カバーのコラージュは、国内外で幅広く活躍するコラージュ・アーティスト、Q-TAが担当。帯文は浅野忠信と菊地成孔が担当し、以下のコメントを寄せた。
浅野忠信(俳優)
これは苦しんでいる人の話だ。
文句なしに面白かった!
菊地成孔(音楽家/文筆家/著者のマイメン)
ラッパーが書いた純文学にベットできるか? 本当か?
檀廬影(DyyPRIDE)からのメッセージ
希望が見えなくても、生きていれば良い時もあるけれど、死んでしまえばそれでオシマイ。だから自殺するよりもちょっとマシな生き方を探して生きる道を模索する。この本が苦しんでいる人々の、マイノリティの救いになりますように。この本がマジョリティの興味を満たしつつ、その心に届きますように。
PROFILE:檀 廬影(だん いえかげ)
平成元年、横浜生まれ。日本人と黒人のハーフ。二十歳よりDyyPRIDE名義でラップを始める。2011年 音楽レーベルSUMMITより1stソロアルバム「In The Dyyp Shadow」、グループSIMI LAB 1stアルバム 「Page 1 : ANATOMY OF INSANE」、2013年 2ndソロアルバム「Ride So Dyyp」、2014年2ndグループアルバム「Page 2 : Mind Over Matter」をリリース。2017年にSIMI LABを脱退。
書籍情報
僕という容れ物
●定価:1,600円(本体1,728円+税)
●仕様:四六版208ページ
●発行立東舎/発売リットーミュージック
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