大麻から抽出される話題の成分『CBD』とは。「健康に良く無害」は本当なのか。

CBDとは「カンナビジオール」という大麻草特有の成分の一つであり、癒し・リラックス効果や、集中力UP、うつ病、痛みの緩和、不眠症などに効果が見込める自然療法として海外で爆発的な人気となっている成分です。

多くのCBD製品には、ハイになったり、依存性になったりする大麻の成分である「THC」はほぼ含まれていないとされています。CBDについては、全米レストラン協会が650人のシェフに調査を行った結果、およそ75%のシェフが2019年に飲食業界でブームになると予想。

摂取することでリラックス効果が期待でき、抗酸化作用で美容にも良いと言うこともあり、実際にコーヒーやハンバーガー、美容クリームなど、ありとあらゆるものに含まれるようになっています。

もちろん日本でもこのブームは到来してきつつありますが、主にアンダーグラウンドの敏感な人達がこぞって手を出しているのが現状です。

CBDの効き目・効果は?

日本を代表するラッパーの1人である「漢 a.k.a. GAMI」は、CBDの関連商品を扱うビジネスに着手したようで「スコシダケキマッテル」というCM曲を公開しましたが、本当にタイトル通りになるのでしょうか。

大麻経験のある友人と共に、実際にCBDリキッドという液体を購入し、電子タバコの要領で体内に摂取する方法を試してみました

五感が少しだけ敏感になる?

5回くらい、深く深呼吸する感じで吸いました。感想としては3〜5分くらいで体がリラックスしてきて、良い感じの脱力感を得ることができました。

音楽を聴くといつもより臨場感が増し、僅かに感性が研ぎ澄まされた感じを体験し、漢 a.k.a. GAMIが「スコシダケキマッテル」と歌っている意味がスコシダケ理解できた気がしましたが、友人は「うーん、まあ、100分の1くらいかな」とのこと。

食べ物は別に普通でした。友人いわく、THCを摂取した場合は食べ物が異常に美味しく感じるらしいのですが、私の場合それは全くなく、友人も普通と言っていました。

もちろんハイになったり、思考力が変化したりすることもなく、元々大麻が好きな人からすれば「物足りなさ」を感じるレベルとのこと。

個人的には「体を休めたい時に、ゆったりした音楽を聴きながらチルアウトするのに適している」と感じましたし、実際に驚くほど安眠できました。

ラベルに表示されている含有量はいい加減?

CBDの製品・商品は、米国の医学誌JAMAの調査結果によると「インターネットで販売されている2/3以上のCBD製品はラベル通りの成分ではない」と報告しているそうで、CBDの規制がきちんと定められていない国ほどラベル表示の信頼度が下がるとのこと。

なので、現状でCBD製品を利用する場合、なんの成分がどれくらい含んでいるか分からないというリスクを考慮する必要があります。

CBD自体は世界保健機構(WHO)で認められており、副作用も少ない安全性の高い成分として認知されていますが、現状は「まだ安心して使えない」といったところでしょう。

もしCBDに興味があって試したいのであれば、きちんとしたショップで正しい知識や使い方を学んでからすることをオススメします。

CBDの摂取方法

CBDの摂取方法はたくさんあるようですが、専用のアイテム/デバイスを使って電子タバコの様に吸引するのが一般的だそうです。

CBDの成分を含む製品は「リキッド」「オイル」「パウダー」「ジェル・ワックス」などがあり、それぞれ適した摂取方法があり、日本ではリキッドやオイルが人気だとか。

CBDリキッド/オイルの使い方

ヴェポライザーという専用のアイテムを使って吸うのが一般的で、いわゆる電子タバコです。気化(蒸気)させて吸引するのでとても効率の良い摂取方法として親しまれているようです。

注意点としては、リキッドは温度変化で結晶化しやすく、結晶化してしまうと効果が著しく落ちてしまうので、必ず温度管理ができるヴェポライザーを選ぶこと。

リキッド自体は、まだAmazonなどには取り扱いはなく、扱っているオンライン・ショップで購入するのが一番となっています。

Vape Maniaというショップでは多くのCBDアイテムが取り扱われており、使い方や安全性についての記事も豊富。こちらで知識もアイテムも全部揃えるのが良いかもですね。(当サイトとは無関係のショップです)

まとめ

現状CBDについては世界保健機構(WHO)が一部の安全性や効果を認めているものの「まだまだ研究不足」で、市場で出回っているCBD製品は「どんな成分がどれだけ入っているか不明」なものが多いということをお伝えしました。

実際に1ヶ月間CBDリキッドを使用した個人的な感想としては、「リラックスできる」「うるさくない音楽が良く感じる(うるさい音は余計にうるさく感じる)」「不眠症が少し改善」「副作用的な体調不良はない」といった感じです。

ニューヨークなどの一部の地域では「もっと安全性が立証されてから」とCBDを禁止されたりしていますので、もしかしたら日本でも規制が厳しくなるかも知れません。

もっと安全性や効果が実証されることを期待しています。

※複数の海外メディアなどの情報を元に記事を執筆しています。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。