サブカルチャーとは、アンダーグラウンドとの違い

アングラとサブカルの違いをザックリと説明すると

日本で言うサブカルはゲーム・アニメ・漫画・ラノベ・スケボーなど、「メジャーではない文化」のことを指します。一方アングラは、クラブミュージックやギャング、ダークウェブ、レジスタンス、江戸時代に発生した隠れキリシタンなど、「水面下で密かに行われている活動や運動」のことを指します。

細かいことはさておき、1960年代に『ゲイ』というサブサブカルチャーが、『ディスコ』というアンダーグラウンドを生み出したことを例にいうならば、サブカルチャーは文化そのもの、アンダーグラウンドは活動や運動、もしくは活動の場を指しています。

アメリカにおけるサブカルチャー

サブカルチャーという言葉は元々、アメリカの社会学者であるデイヴィッド・リースマンという人が1950年代に「主流文化に反する社会的少数派」という意味で使ったのが始まりとされていて、少数民族、LGBT、ストリートチルドレンなど「社会的」な副次文化、下位文化を指していたそうです。

日本におけるサブカルチャー

日本ではアメリカと違って「サブ」と言っておきながら漫画やアニメ、ゲーム、アイドルなど「オタク文化」と呼ばれるポップカルチャーに対して指すことがあり、少数派の文化と一般大衆文化とが混在している状況が多く見られます。

サブカルチャーが感じられる場所

サブカルな場所は、一言でいうと「オタク系、文学系、アート系の人からしたら結構有名な場所」のことです。

3331 Arts Chiyoda

サブカル系と呼ばれがちな音楽

一言でいうと「有名っちゃ有名だけど、そんなに売れてないバンド・ユニット・集団」のことです。

YENTOWN(ヒップホップ集団)

大橋トリオ

amazarashi

ししゃも

サブカル系と呼ばれがちな漫画

一言でいうと「有名な雑誌には掲載されないような漫画」で、ちょっと癖の強い作品をを指すこと多いように感じます。

アンダーグラウンドとは

元々の意味としては、「社会に対しての反発運動や批判活動」を意味していましたが、現在「アングラ」には以下2つの意味があるように感じます。

①1つめ:現代のアート・芸術におけるアングラ

音楽や絵画などのアートにおけるアンダーグラウンドは、理解できる者が少ない芸術・作品の価値を、理解できるもの同士が築きあげた場所・文化。

理解できる者が少数であるがゆえに決して市場には出回らず、大ヒットする事はないですが、アングラから生まれる作品や文化は前衛的である傾向があり、ビジネスのタネとしては非常に可能性を持っている場合が数多くあります。

音楽で言うとヒップホップやダブステップなどの新しい音楽のジャンルは、必ずと言って良いほどアンダーグラウンドから生まれています。

しかし現在、英語圏でヒップホップはもはやポップカルチャーです。これはアンダーグラウンドの作品がポップカルチャーに受けたのではありません。あくまで大衆にも理解できるように改良されたものがポップカルチャーに持ち込まれただけで、それはアングラではありません。

ヒップホップというジャンルにも、アンダーグラウンドとそうでないものが存在しているということです。

どんな音楽がアングラと呼ばれがちなの?

一言でいうと「サブカル系の音楽よりもっと理解し難い音楽」で、最先端のクラブ音楽なんかは大体アングラになります。

Richie Hawtin

Moodymann

Amon Tobin

どんなアートがアングラなのか?

Teebs

死体写真家:釣崎清隆

②2つめ:ネットや漫画、ゲームにおけるアングラ

現在は主に「非合法の薬物や情報、裏の世界、とても一般受けすることのないグロいもの」を扱っていたり、ネタにしているサイトや漫画、ゲームを指していることが多いです。

しかし近年ネットやゲーム界隈では多様な文化が形成され、「あぶなくないアングラもの」が増えてきています。

ネットでは「VRチャット」を始めとするネット上のコミュニティ、ゲームでは「ヨーロッパ企画」を始めとする個性的なゲームを楽しむ人達がアングラな文化形成をしてきています。

アングラなインターネット

一般的には銃や薬物の販売を行ったり殺人の以来を受けたりする『ダークウェブ』と呼ばれるウェブサイト、または小さなコミュニティーが秘密裏/閉鎖的に運営する『裏サイト』などの「危険/犯罪的なサイト」がインターネットのアンダーグラウンドと認識されています。

しかし、本来アンダーグラウンドが持つ意味で考えると、アンダーグラウンドで活躍するDJを招いてイベントを開催するライブ・プラットフォーム『Boiler Room』や、大麻が合法の国でYouTubeで大麻レビューを配信するチャンネル、個人配信のVチューバーチャンネルなどこそが、アンダーグラウンド・インターネットと呼べるでしょう。

アングラな漫画

世間一般的には、いわゆる「裏社会」を描いた漫画がアンダーグラウンド漫画とみなされますが、本来の意味では一般には流通していない漫画(WEB漫画や薄い本など)をアンダーグラウンド漫画と指します。

アングラなゲーム

一般的には表立って公開されていないゲームのことを指します。昔はホラー色の強い作品が多かったのですが、近年では『ヨーロッパ企画』などのユニークな自作ゲーム系が人気となっています。

あとがき

いかがでしたでしょうか。日本サブカルチャーは日本と海外とで捉え方がかなり違うことが分りました。本来はポップカルチャーと逆の位置にある文化のハズがごちゃまぜになっている現状はとてもややこしい面もありますが、本来の意味として言える日本のサブカルチャーもまた刺激的で、カワイイ文化などの独自文化を生み出しています。

一方でアングラは、犯罪や裏社会などの「世間的に良くないもの」がカテゴライズされていることが多いですが、本来のアンダーグラウンドはそういう意味も含めたもっと広義の活動、運動、文化となります。

音楽で言うとヒップホップやEDMなど、現在の英語圏でメインカルチャーとされているものも、元々はアンダーグラウンドから発生したジャンルです。歴史的な観点からみるとアンダーグラウンドにはとても危険な場所であるのと同時に「強烈なオタク」や「人とは違った感情」を持った人々が集まり、前衛的で革新的な活動で新しいモノやアイデアを産んでいる貴重な文化なのです。

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