デトロイトとワシントンDCのテクノシーンを深く愛し、シーンのレジェンドらとも親交の深かった Troy Rutofske こと sl0p0k は、2019年の終わりに急性骨髄性白血病で帰らぬ人となった。
Troy Rutofskeと親交が深かったAmbivalentは彼について、「車椅子でダンスフロアの真ん中に立ち、誰よりも音楽を楽しんだ」と語る。そんなトロイも日に日に病状が悪化し、死ぬ前に自分で作品を作ることを決意。治療室に Roland TR8S を持ち込み、テクノの作り方を何時間も学び、今回の遺作を完成させたそうだ。
そんな遺作をトロイの良き友人であったMagda、Carl Craig、Derek Plaslaiko、Heartthrob、A PATHUNTOLDらがリミックス。Ambivalentのレーベル <Valence Records>からリリースした。
本EPで発生した売り上げは、アメリカの非営利組織であるThe Leukemia & Lymphoma Society(白血病&リンパ腫協会)に全額寄付されるとのこと。