ライドンキングとは
『空手小公子 小日向海流』や『ゴロセウム』の作者・馬場康誌の作品で、プルジア共和国というロシアのプーチンっぽい大統領アレクサンドル・プルチノフが異世界に転移して大暴れする作品です。
おそらく前作『ゴロセウム』に出てきた大ロシアの大統領であり、ラスボス的存在であったウラジスラフ・プーチノフ閣下がモデルと思われるこの主人公は、一国の当主でありながら格闘・戦争のプロ。
一度戦闘になれば鬼神の如き強さを見せるプルチノフですが、普段はとても温厚で紳士的。その一方で乗れそうな生き物を見ると騎乗したくなる欲が激しく、異世界で目にするあらゆるモンスターに騎乗欲求を傾ける変態的な一面もあります。
メインヒロインは2人。どちらもクズで、うち1人はポーションで過剰に回復して快楽に溺れる「ポーション・ジャンキー」というクズ魔導師。もう1人もお金のことしか考えていないクズ剣士という魅力的なキャラ設定になっています。
と、ふざけた設定にはなっているのですが、ストーリーは結構シリアスでかなり知的な内容となっており、そんじょそこらの薄っぺらい異世界モノとは別次元レベル。
異世界系、バトル系はもちろん、建国系やギャグ系が好きな大人の読者にオススメしたい作品です。
現在はコミック2巻まで発売され、WEBではニコニコ漫画などに掲載中されています。ぜひ一度、騙されたと思って読んでみてください。