<バーニングマン2019>に行ってきた女の子が体験したことがヤバかった

バーニングマンとは、アメリカのネバダ州ブラック・ロック・デザートという普段は何もない荒野に街を作り、ブツブツ交換を通して1週間生き延び、最後に巨大な人形を燃やすというイベントです。

その街には様々なアートが展示され、多種多様のお店が立ち並び、その全てが無料で提供されます。お金は必要ありません。というかお金が無価値になります。

世界中から超一流のアーティスト経営者、果ては最高峰のジャンキーまで、多種多様な人種が集まることでも有名で、今年はFlumeが女性のお尻に顔を埋めたりして楽しんでいる様子がバズっていました。

Cause y’all asked so nicely… from r/Flume

そんなバーニングマンに友達の女の子(以下:A子)が初参加して、昨日帰国しました。

A子は普段とてもマジメで、悪いことなんか絶対にしない箱入り娘的な女の子。バーニングマンは友達に誘われたから行くことになったそうですが、ネットで見たバーニングマンの世紀末ぶりにとても不安を感じていました。

しかし帰ってきたA子は開口一番「バーニングマン超楽しかった!ずっとバーニングマンの中に居たい!」と絶賛の嵐。

行く前は「シャワーは1日に2分で、洗剤は使ったらダメだし、トイレは臭いっぽいし、ゴミは髪の毛一本たりとも残して帰ってはいけないし、会場には全裸のジャンキーがはびこりってるし、ただのマッドマックスじゃん」と嘆いていましたが、どうやらディズニーランドも比にならないほどの夢の国だったようです。

ディズニーランドも叶えられない街

A子いわく、バーニングマンを一言で表すと「不思議の国のマッドマックス」だそうで、まるで自分がアリスになって不思議の国に迷い込んだように感じるのだとか。(世界観はマッドマックス)

映画「MAD MAX」

男性も女性も全裸で闊歩している姿を見るのは日常茶飯事。「不思議なアート」と「荒廃した風景」、そして「やけにピースフルな人々」が混ざり合って「まじでカオスな状況だった」とA子は語る。

謎のグミ

「なにが一番衝撃的だった?」という私の問いに、A子は悩みながらも「大麻とか吸ったことかな?」と言い放った。

びっくりして私は「“とか”ってなによ」と聞くと「なんか一通りやったみたい!」と、春の風に揺れるタンポポのような笑顔でA子は答えた。

変に甘い草が巻かれたタバコよくわからない白い粉幸せになれるという謎のグミなどなど、知り合って間もない外人に勧められ、よくわからないまま摂取して、直後にそれらが大麻やコカインだと知らされたそうだ。

どうやら幻覚を見るヤツも入っていたらしくA子はそれで「不思議の国のアリス」のアリスのような不思議な体験をしたらしい。

摂取させられたのは夜だったようで、夜はアートカーという発光する車が走り回り、巨大なオブジェがライトアップされ、そこかしこでライブやショーが始まる。

普段は あいみょん などのJ-POPしか聴かないA子は、いきなり数種のドラッグを摂取してアートとダンスミュージックに彩られた不思議な世界に放り込まれたのだ。

A子の周りでは重厚なサウンドに合わせて妖精が舞い踊り体が音の一部へと化し、友達とは神すらも介入できないほどの強い絆で結ばれるなど、色々な現象を体験したらしく、それらが一番の思い出になったという。

気をつけること

なんとかA子は薬物依存症にならなかったし、現地で男に変なことをされなかったのが救いだったけど、今後別のところで変なヤツにドラッグを誘われたりするとA子は断りきれずにまたやってしまうのではないかと心配になる。

女性でバーニングマンに参加される際は、必ず英語が話せる強い男性を複数人連れて行き、現地では1人で行動しないように気をつけましょう。

そして非常に難しいと思いますが、ドラッグを勧められたら出来るだけ断りましょう。と、私は言いたい。