犬は本能レベルで人間に飼い慣らされている

人間が育てたオオカミの子供と比較して、子犬の方が見知らぬ人間に近づく可能性が30倍見慣れた人に近づく可能性が5倍、人間とのアイコンタクトは2倍も多く、幼い頃から人間のジェスチャーを直感的に理解しているという研究論文が、査読済みの学術誌『Current Biology』にて公開された。

研究に参加したデューク大学で犬の認知を研究している進化論学者 Hannah Salomons(ハンナ・サロモン)は同僚と共に、37匹の子オオカミとその母親、そして44匹のレトリーバーとその母親と一緒に生活をしながら自制心に関するテストや人間とのコミュニケーションテストを開始。

結果サロモンらは、犬の方が人間に近づく可能性が高いというほか、アイコンタクトが子オオカミに比べ2倍多く、幼い頃から人間のジェスチャーを直感的に理解していると結論づけた。

また、通常時の自制心は犬もオオカミも同じレベルだと判明したが、人間のコミュニケーションを伴うタスクになると、犬の自制心はオオカミを上回っている。

この研究結果を知った編集部達は「まじ犬かわいい」と連呼。改めて犬の尊さに気付かされた。オオカミが人間の家畜になったのは英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された調査結果によると約2万年前ほど前からになるそうだが、犬たちの可愛さはこの果てしない時を経て磨き上げられたものだったのだ。

Top image Credit: Photo AC / 参考論文: Current Biology “‘https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(21)00880-0