【映画】アカデミー8部門ノミネートの『バイス』は、史上最強の副大統領を描いた映画

ブッシュ政権下で副大統領を務めた『ディック・チェイニー』を描く社会派ドラマ。

ディック・チェイニーは実際に存在した人物であり、心臓の持病を抱えながらも、政治家、実業家、下院議員、国防長官を経てジョージ・W・ブッシュの下で副大統領を務め、その手腕によりアメリカ史上もっとも影響力を持った人物として「史上最強の副大統領」と称讃される一方、「史上最悪の副大統領」と指弾されることもあった。本作はそんなディック・チェイニーの実像を描いた映画だ。

監督は2019年のゴールデングローブ賞で「脚本賞」「監督賞」「作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)」を獲得したアダム・マッケイ。

主演はゴールデングローブ賞の「主演男優賞」を獲得したクリスチャン・ベール。ベールと思えないほどディック・チェイニーそっくりになっているが、役作りのために大幅な肉体改造をおこなったそうだ。

ちなみに製作は『ブラッド・ピット』が担当し、これによりゴールデングローブ賞の作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しているが出演はしていない模様。

アダム・マッケイ監督、クリスチャン・ベイル、スティーヴ・カレルをはじめ、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のスタッフ・キャストが再び集結した傑作となれば観に行くしかないだろう。劇場公開は2019年4月5日を予定している。

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