みなさんこんにちは。アンダーグラウンド研究家のマニです。
先日Twitterを徘徊していると、以下のツイートが流れてきました。
『雑草で酔う』の新聞広告ですが、すべての新聞社から「掲載不可!」の結果をいただきました。予期せぬ事故の発生が危惧されたようで妥当な判断だったとは思います。しかし、せっかく広告データを作ったので、ここに掲載して広告の供養とさせていただきます。合掌 pic.twitter.com/wpyjv0Gdrn
— 草下シンヤ/作家&編集者 (@kusakashinya) December 10, 2019
「合法的に草を吸いましょう」って凄いワードですよね。その超マイノリティに向けて発せられた文言に惹かれて思わず即買いしてしまいました。
で、読んでみた感想は…めちゃくちゃ面白い!すっごい簡単に説明すると「ガチの合法ハーブ本」です。本来の合法ハーブ(世間では危険ドラッグと呼ばれる)って「ハーブ(香草)」って名前が付いてますけど、実は人工の薬品まみれで、何が入っているか不明で危険ですが、これはマジのハーブを吸って効能や副作用を調べているから面白い。
食べると死ぬ危険な植物までも「とりあえず吸う」というスタイルの著者とその仲間の人達の思い出話やエピソードが めちゃくちゃに面白いので、笑いたい人にも是非読んでいただきたい一冊。
この本ではマリファナに似た効能を持つハーブや、コカインなどに観られる多幸感が得られるハーブなど、「そりゃ新聞広告 掲載不可になるわ」というような草までもが紹介されています。
基本的にはタバコ状にして吸った効果が記載されていますが、葉や花、茎だけにとどまらず精油(アロマオイル)、時にはキノコも試している徹底ぶりです。
もちろん成分解説や、効果などの事細かい詳細も記されているので、薬学的な側面においても非常に面白い本だと思いました。
しかも紹介されている植物は普通に手に入るようなものが多いので、読んだ後は思わずスーパーに買い物しに行きたくなります。
私は香りフェチで精油が大好きなので、自宅にある「ローズマリー」の精油を実際に試してみようかと思います。※市販されている精油は100%天然ではないものが多いので試される方は気をつけてください。
著者は『青井硝子』氏。アヤワスカアナログの日本における第一人者で、雑草タバコによる「煙遊び」「煙薬」の創始者。小説家としても活動しており、代表作に「異自然世界の非常食」がある。
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