動画コンテンツ業界の最先端を走るワンメディア株式会社は、気候変動の問題を考えるきっかけづくりとして、チューリッヒ保険会社が新たに展開するYouTubeチャンネル『Green Music produced by Zurich』をプロデュースした。
『Green Music produced by Zurich』は、日本の自然豊かな情景を描いたループアニメーションと、ヒーリングミュージックの融合によって生まれた至極の音楽チャンネルとなり、さっそく3本の癒し系音楽動画が公開されている。
アニメーションは、さまざまなアニメ作品に参加してきた新井陽次郎監督が担当し、“緑豊かな自然と共生する人々”をテーマにしたループアニメーションを制作しており、音楽は、チューリッヒの“豊かな自然環境を次世代に継承する”という信念のもと、気候変動問題に対する取り組みに賛同した新進気鋭のアーティスト達が本コンテンツのためだけに書き下ろした楽曲を使用。
各アーティストの個性が色濃く反映されながらも、大自然に溶け込む癒しの音楽となっており、毎週さまざまなアーティストと新井監督のコラボレーションコンテンツを配信予定だ。また、チューリッヒ保険会社の各種公式SNSでは、さまざまなコンテンツや最新情報を発信していく予定とのこと。
雨のささやき Whispers of Rain | Ayatake Ezaki
そこは福岡県:八幡の住宅街。江﨑文武さんが祖父母の家に向かう途中に見た、雨の日の山々と住宅。家々と自然の音色が織りなす『雨のささやき』が響き渡る。
WONK, millennium paradeでキーボードを務めるほか、King Gnu, Vaundyなど数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加する 江﨑 文武 / Ayatake Ezaki が作曲を担当。江﨑 文武 / Ayatake Ezaki は、映画『ホムンクルス』(2021)をはじめ劇伴音楽も手掛けるほか、音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、さまざまな領域を自由に横断しながら活動を続けている。
【トラックリスト】
00:00 Track01
03:30 Track02
06:36 Track03
08:52 Track04
11:52 Track05
14:50 Track06
江﨑文武氏 コメント
都市部に生まれ育ったので自然はやや縁遠い存在だったのですが、祖父母の家に向かう車中で見た福岡の山々と住宅街の光景は頭に残っています。
今回制作した音楽は、そうした情景の直接的な表現を意図しているわけではありませんが、“自然”と“人々の営み”がより近い環境で制作したいと考え、日々を過ごしている東京の中心部ではなく、かねてよりご縁のあった奈良県のアトリエでレコーディングを行いました。
中心部から車で1時間ほど離れた自然豊かな場所で過ごしたあとに行われたアトリエでのレコーディング。石油ストーブの香りとあたたかな光に囲まれた空間で、時折野鳥の訪問客を迎えながら、大まかな曲のスケッチを元にした即興演奏を中心に構成しました。場所の持つ空気や時の流れをそのまま閉じ込めたような作品になったと思います。日々の生活が、私たちの気づかないところで豊かな自然に支えられているように、この音楽が少しでも多くの方々の支えになれば嬉しいです。
こすれあう秋の音 The Sound of Autumn | TiMT
そこは軽井沢。かつて文豪たちに愛された宿場町、追分にある別荘で、TiMTさんが過ごした時間、秋の木々たちの音色が織りなす、『こすれあう秋の音』が響きわたる。
東京を拠点に活動するコンポーザー/トラックメーカー/ドラマー/ギタリストの TiMT が作曲。TiMTは、2018年にカナダのLofi-Hiphopの名門レーベル、Inner Ocean Recordsからリリースした自身3作目となるビートテープ、”KEY MILESTONE”はUSのSpotifyの公式プレイリスト入りを果たし、 日本のインディペンデントアーティストとしては異例の250万回再生を記録している。
【トラックリスト】
00:00 Track01
04:19 Track02
08:04 Track03
10:47 Track04
14:38 Track05
TiMT氏 コメント
未来に残したい自然がテーマということで、青年期に家族で過ごした軽井沢の自然を思いながら制作しました。
自然の中でゆっくりと流れる時間の経過、刻々と変化していく窓の外の景色のように、心地よい音をレイヤーしていくことで少しずつ変化していくような楽曲群を作ってみました。当時一緒に時間を過ごした兄にSaxを入れてもらうことができて、個人的にも感慨深い制作になりました。作業中、食事中、リラックスしたい時など、皆さんの日々にそっと寄り添えたら幸いです。
こだまする夏物語 A Summer Tale | Daijiro Nakagawa
そこは京都の清滝。幼い頃から通い慣れている渡猿橋を臨む、川のせせらぎや草木が風になびく音色が織りなす、『こだまする夏物語』が響きわたる。
今はなき伝説のプログレッシブ・ポップバンド 宇宙コンビニ のリーダーで、現在シーンを驚かせているバンド JYOCHO にてメインコンポーズ・プロデュースを行う、ギタリスト だいじろー / Daijiro Nakagawa が作曲。だいじろーは、Daijiro Nakagawa名義でのソロ活動・バンド活動と並⾏して、アーティストプロデュースやCMへの楽曲提供やアレンジ、劇伴、演奏など、 プレイヤー、コンポーザー、アレンジャーなどとして幅広い⾳楽活動を⾏っている。
【トラックリスト】
00:00 RiverSong
03:47 Concentration
06:32 AM2:00
10:46 Utakata
じろー / Daijiro Nakagawa氏 コメント
私は作曲をする際にインスピレーションの元として、自然や育ってきたルーツを込めることが多いです。
今回はより一層、自身のルーツや育ってきた環境と共に創った楽曲に仕上がったと感じています。アニメーションにもなっている清滝は、私が小さい頃から現在に至るまでとても影響を受けた大好きな場所です。目を閉じて、耳を澄ませば心に向かう様で。そんな寛大な力を持った人間に成れたら、と思っています。生まれ育った場所と人々、匂いや記憶、それぞれが優しく浮かぶ様な寄り添う音になっていれば幸いです。
『Green Music produced by Zurich』 始動の背景
チューリッヒ・インシュアランス・グループは、2014年以来カーボンニュートラル企業として事業を行っており、2019年には地球温暖化を1.5⁰Cに制限することを掲げた国連のグローバル・コンパクト「Business Ambition for 1.5℃」に最初の保険会社として署名。また2020年にはブラジルでZurich Forestという森林再生プロジェクトを立ちあげ、地球環境問題に積極的に取り組んでいます。保険会社一社が貢献できることはほんのわずかです。この問題を解決するため、チューリッヒだけではなく、世界中が想いを一つにし、ともに向き合うことが大切であると考えています。そこでチューリッヒ保険会社は日本の皆さまにこの危機に対して関心を持ち、それぞれの立場で行動を起こす「きっかけ」をご提供できればと考えています。その第一弾としてこのYouTubeチャンネルを始動しました。
気候変動に関する特設サイト:https://www.zurich.co.jp/sustainability/