ネタバレ記事です。
ハンターハンターの王位継承戦連載再開したー!
でも時間が空きすぎて「王位継承戦ってなんや?」「カキン国ってなんや?」「なんでみんな戦ってんの?」「どこに何しにいくの?」と、肝心な部分があやふやな状態になっていませんか?
ということで、連載再開にあたり「王位継承戦」を復習していきたいと思います。
関連記事:【最新ネタバレ】ハンター×ハンター、暗黒大陸編のまとめ。
王位継承戦とは
14人の王子による殺し合い
カキン国の時期国王を決定する「サバイバル」が王位継承戦です。
舞台は20万人規模の超巨大船ブラック・ホエール1号。最後の1人になった王子が時期国王となります。
なぜ超巨大船の中なのか?それは「暗黒大陸」を目指しているからです。
そもそもこのカキンは6つの大陸の1つアイジエン大陸を代表する国で、少し前までは「帝国社会主義」の超古代帝国でした。
「カキン」という名前の国ではなく、革命が起きて「議会民主主義」の王国へとなり、現在のカキン国へと名前を変え全く新しい国としてスタートした元超古代国の新興国なのです。
カキン国は新しい国に変わったことを良いことに、他国と交わしていたあらゆる条約・密約を全てうやむやな状態にしたわけですが、その条約の中の1つが「暗黒大陸の不可侵条約」になります。
晴れて不可侵条約のペナルティを受けなくなったカキン国王は、暗黒大陸に存在する「超有益な資源」と「移住区の確保」の為に国民を乗せた超巨大船で暗黒大陸を目指し、さらにその道中でカキン国時期王位の継承戦を開始した。という経緯です。
クラピカが主人公
カキン国には14人の王子が存在します。14人のカキン王子は表向きには序列がなく、生まれた順に第◯王子を呼ばれており、子供や赤ちゃんまでもが自覚なく王位継承戦に参加していますが、実際には「王子」にも「正妻(王妃)」にも年功の序列が存在しており、継承戦ではその序列によって優劣ができてしまいます。
で、今回の主人公であるクラピカは、序列の最下位である「第14王子ワブル(赤ちゃん)」の母オイトに護衛として雇われ継承戦に参加する訳です。
クラピカの目的は「第4王子ツェリードニヒ」の持つ「緋の目」。緋の目はかつて幻影旅団によって殺され奪われたクラピカの「同族の目」です。その緋の目を取り返す為に第4王子ツェリードニヒに近づこうとしつつも第14王子ワブルを守り抜くというあらすじですね。
王位継承戦の謎
時期国王を決めるために熾烈な戦いを繰り広げている王位継承戦ですが、死亡した王子の棺桶が14つあり、遺体安置所が「何かの装置」の様な見た目をしている上に、死亡したモモゼに対し「カキンの大樹の礎となる」と意味深な発言をしていることから、王位継承戦が単なる時期国王の決定戦でないことが見て取れます。
上記の画像からは全員が棺に入ることを前提として作られているかのうようです。暗黒大陸に上陸したころはどうなっているのでしょうか。
王位継承戦を左右する3つの要素
「守護霊獣」「警護兵」「念能力」。現在はこれら3つが継承戦の展開を左右する大きな要素となっています。
守護霊獣
1つめの要素である守護霊獣ですが、カキン国の王子達は、代々伝わる儀式によって通常では見えない「守護霊獣」という特殊能力を持った念獣を授かっています。
霊獣は王子達自身を形どる器とされており、王子は霊獣を操ることはできません。そして霊獣自体には2つルールがあります。
①霊獣同士は殺し合わない
②霊獣の憑いた人間を直接攻撃することはしない
今回の継承戦では「霊獣の能力とルール」を把握することが重要なポイントとなりますが、まだ霊獣の能力を完全に把握している者はいません。それぞれが非常に強力な霊獣が憑いていると思われるので今後の展開を左右することはまず間違いないでしょう。
警護兵
そして2つめの要素警護兵(的と味方)。
現段階では王子に付く警護兵同士がメインで戦っており、クラピカが警護している第14王子は、クラピカが居なければ殺されていた可能性は高いです。それほど警護兵の実力が展開を左右していく存在となっており、実際クラピカは敵の戦力を測ることを最優先タスクとしていました。
霊獣は王子を直接攻撃できない上に霊獣同士の攻撃もできないことを考えると、今後のメイン戦力も警護兵同士となる可能性が高いでしょう。
念能力
3つ目の要素である念能力は、元々「念能力」の一般的な認知度は低く、王子の警護兵ですら存在を知らない者が大勢いた状態で、念能力を使える人材は非常に協力な警護兵となり、逆に念を知らず念を使えない者は雑魚となります。
ただクラピカが霊獣を発見した時に船内放送で「念獣」という単語を発したことから、複数の王子から「念」についての情報開示を求められ、現在は念の存在が王子を含めた全員に知れ渡ることになりました。
これをうけクラピカは、敵味方関係なく念能力を持ち合わせていない者を対象に「希望者に2週間で念能力を使えるようにする」という勉強会を実施。
全員に念が使える状態にして力の均衡を保ち、膠着状態を作り出す戦術を取りました。
そしてクラピカが狙っている第4王子は自分の警護兵から天才的なスピードで念を習得することになります。
第4王子の警護兵が「念を会得してはいけない人間」と断言しているあたり、この第4王子の念能力が展開に大きく関係してくると推測できます。
勢力
王子と警護兵・従事者
・警護兵は3つのタイプに分けられる。独自の人脈で集められた王子直属の「私設兵」、各王妃に当てられた国王軍兵の「王妃所属兵」、各王子単独の依頼によって雇われた「ハンター協会員」と区別されている。
十二支ん(ハンター協会)
・亡きネテロ会長からビヨンドよりも先に暗黒大陸探検で厄災解決方法を見つけるように指令される。
・V5からビヨンドが逃げないように監視を指令される。
・サイユウは内通者(スパイ)でパリストンと結託し、ビヨンド奪還を狙う。
・クラピカと丑は暗黒大陸直前にビヨンドに気づかれないようサイユウの捕獲を計画。
幻影旅団
・ヒソカの殺害を最優先。
・BW号に積まれたお宝を狙う。
・暗黒大陸には興味なし?
・メンバーはクロロ、マチ、ノブナガ、フェイタン、イルミ、カルト、フランクリン、フィンクス、シズク、ボノレノフ。
「シュウ=ウ」一家
・カキン系3大マフィア
・組長オニオール=ロンポウ
・ナスビ=ホイコーロと異母兄弟(婚外子)
・ケツモチ=第3王子チョウライ
・若頭ヒンリギ=ビガンダフノ
・第4層で人と物流の利ザヤを得ている
・BW号の3〜5層を取り仕切るカキン系マフィア。ヒソカを狙う幻影旅団が暴れることで「力の均衡」を崩しかねないと判断し、幻影旅団よりもヒソカを見つける為に動く。
「シャ=ア」一家
・カキン系3大マフィア
・組長ブロッコ=リー
・ナスビ=ホイコーロと異母兄弟(婚外子)
・ケツモチ=第7王子ルズールス
・若頭オウ=ケンイ
・第5層で物資全般を取り仕切っている
・BW号の3〜5層を取り仕切るカキン系マフィア。ヒソカを狙う幻影旅団が暴れることで「力の均衡」を崩しかねないと判断し、幻影旅団よりもヒソカを見つける為に動く。
「エイ=イ」一家
・カキン系3大マフィア
・組長モレナ=ブレード(念能力者)
・ナスビ=ホイコーロと愛人の娘(婚外子)
・ケツモチ=第4王子ツィリードニヒ
・第3層で富裕層との闇取引の斡旋が主な収入源としている
・BW号の3〜5層を取り仕切るカキン系マフィア。ヒソカを狙う幻影旅団が暴れることで「力の均衡」を崩しかねないと判断し、幻影旅団よりもヒソカを見つける為に動く。
【念能力】能力はモレナの唾液を通じる(キス)とキスした相手に能力が発症する。モレナ含めた最大23名まで発症可能で、発症者は人を殺すとレベルが上がり、オーラの総量と威力が増して行く。レベル20を越えると独自の能力が発言すし、レベル100に達するとその発症者も独自の感染集団を形成できるようになる。一般人を殺すとレベル1、能力者だとレベル10、王子を殺すとレベル50アップする。
V5
・六大陸を代表する5つの国家。
・200年前に暗黒大陸の不可侵条約を締結。
・平和的な解決方法としてカキン国をV5に迎え入れ暗黒大陸探検をサポート。
・ハンター協会にビヨンドの監視を依頼。
カキン国14人の王子
第1王子ベンジャミン
【母】第1王妃ウンマ
【霊獣】不明
【念能力】ベンジャミンに忠誠を誓った念能力者が死ぬとその能力を継承できる能力を持つ。カキン国王軍学校を卒業し、ベンジャミンの私設兵団に所属していることが必要。
・独自の権力で全王子に私設兵という名目で刺客を送る。
第2王子カミーラ
【母】第2王妃ドゥアズル
【霊獣】能力は、ある条件を満たした者を意のままに操る操作系強制型の能力。
【念能力】迎撃タイプの猫の念獣を持つ念能力者で、カミーラが死んだ後に発動し、攻撃した者の命をもって蘇生する能力。
・カミーラの私設兵も予め念能力を持っている可能性が濃厚。
・美人だがキツい性格をしており、初めにベンジャミン、次にハルケンブルグを殺害する計画を立てている。
第3王子チョウライ
【母】第3王妃トウチョウレイ
【霊獣】能力は、コインの所有者が条件を満たすことで様々な能力が発言する具現化系複合型。複数の条件により複数の能力が発動する。
【念能力】なし
・頭が良い。
・ワブルを保護。
・カキン系3大マフィア「シュウ=ウ」一家のケツモチ。
第4王子ツェリードニヒ
【母】第1王妃ウンマ
【霊獣】不明。傷を付けることが発動条件?
【念能力】会得中
・人体収集家で人体の解体を趣味とし、クラピカが探す緋の目を多く所有している。
・極悪非道だが、表向きは明るく真面目な人間を装っている。
・念能力の習得の中で、通常は1週間かかることを秒でこなす天才。
・カキン系3大マフィア「エイ=イ」一家のケツモチ。
第5王子ツベッパ
【母】第2王妃ドゥアズル
【霊獣】変化形の能力を持っており、発動にはパートナーが必要で、霊獣の体内で様々な効果を持つ薬品を生成することができる。
【念能力】不明
・ツェリードニヒに共闘を持ちかけている
・ワブルと不戦協定を結ぶ
・現在の国王制に厳しい意見を持っている
・上位王子に国政を握らせることを阻止するために頑張っている
第6王子タイソン
【母】第4王妃カットローノ
【霊獣】放出系で拡散徴収型の能力。タイソン経典を受け取ったものに目玉ジャクシが憑く。目玉ジャクシは宿主からオーラを徴収し替わりに幸福を与える。幸福の度合いはタイソン経典の熟読度によって変化する。ただし経典唯一の禁忌を破ると厳しい罰が下る。
【念能力】なし
・愛に溢れた痛い系ふっくら教祖女子
・タイソン経典を書いている
第7王子ルズールス
【母】第2王妃ドゥアズル
【霊獣】能力は具現化系 半強制型操作能力。標的の欲望を具現化し罠を張り、標的が罠にはまって欲望を満たすことで発動する。
【念能力】なし
・カキン系3大マフィア「シャ=ア」一家のケツモチ。
・警護兵と合法のハッパを楽しんでいる。
・合法のハッパに害が少ないことを知ると薬物依存症の更生に使えるのではないかと考えたり真面目な一面もある。
第8王子サレサレ
【母】第5王妃スィンコスィンコ
【霊獣】霊獣の発する気体を吸い込むと相手の好感度を上げる。
【念能力】なし
・女好きでしょっちゅう女を抱いている
・死亡
第9王子ハルケンブルグ
【母】第2王妃ドゥアズル
【霊獣】能力は強化系 相互協力型。羽の刻印を持つ者が王子の元に多く集まるほど個々のポテンシャルを高め合う。その集団が互いに意思を統一し、能力を発動した時の威力はあらゆる念能力の中でも最大級となる。
【念能力】「遊戯王」は王子に仕える臣下のオーラを使う。臣下のオーラが王子の鎧となり矢となる。鎧は王子を護り、矢には意思を込め、王子自らのオーラで作った弓で撃ち、放たれた矢はあらゆる防御を貫き、相手の肉体から意思を奪い臣下の意思を入れることができる。
・秀才で王族政治の抜本的改革を狙っていて、内外からの支援者が多い。
・王位継承戦を辞退し国王を暗殺しようとするも失敗。王位継承戦で時期国王となり権力を持って改革する方向に傾く。
・念能力者で、「自分の部下の肉体と犠牲に、敵の意思を奪う矢を打つ」能力を持つ
第10王子カチョウ
【母】第6王妃セイコ
【霊獣】カチョウの死後、霊獣がカチョウの姿になりフウゲツを守る。
【念能力】なし
・第11王子フウゲツとは実の双子。
・周りにはキツくあたっていて警護兵や執事からは嫌われているが、自分を偽ってキツいキャラを演じている。
・フウゲツと仲良し。
・グラスハープを演奏できる。
・警備兵の中では唯一センリツを信頼している。
・フウゲツと脱走を試みるも「船外に出ると死ぬ」というルールが発覚。フウゲツを慌てて船内に戻したがカチョウは間に合わず死亡。
第11王子フウゲツ
【母】第6王妃セイコ
【霊獣】行きたい場所に移動できる扉を出せるが帰りの扉はカチョウしか開けず、その代わりに帰りの扉をちゃんと閉めると帰りの扉からまた別の場所へ行けるという能力。
【念能力】なし
・第10王子カチョウとは実の双子。
・カチョウと仲良し。
・カチョウと脱走を試みるも失敗。その時にカチョウは死んだが、カチョウの霊獣によってフウゲツは生きていると思いっている。
第12王子モモゼ
【母】第7王妃セヴァンチ
【霊獣】「おヒマ?」と聞いてくる。聞かれた相手が「ヒマ」と返すと念獣からお願いをされ、お願いされた人はそのお願いを実行してしまう能力。
【念能力】なし
・大人しく美人だが警護兵に寝込みを襲われ死亡。死因は絞殺による窒息死。
第13王子マラヤーム
【母】第7王妃セヴァンチ
【霊獣】空間転移系である可能性が濃厚。
【念能力】なし
・子供。
・モモゼを警護していたハンゾーが付く。
第14王子ワブル
【母】第8王妃オイト
【霊獣】不明
【念能力】なし
・ハルケンブルグ王子が時期王になってもらうことを希望する。理由は彼が時期国王になった時に「継承戦と言う名の殺し合いがあった事」を脅しのタネとして自らの安全を買う算段。
・王妃の中で最下位の権威
・貧しい家の出身で、現在の国王に見初められワブルを授かる
・贅沢な暮らしを満喫していたが、継承戦によりワブルと自分が死の局面に。ワブルを守りたい一心でクラピカを護衛につける。
ハンター達の立ち位置と目的
クラピカ
・今回の主人公。
・第4王子が所有している緋の目を取り返しに十二支んに加入。
・第14王子「ワブル王子」の護衛につく。
イズナビ
・クラピカの師匠。
・クラピカに雇われたと思われる。
・クラピカの狙う第4王子へ接近する為に、王子の警護兵へ応募。
・第6王子「タイソン」の護衛に付く。
ハンゾー
・ゴンやクラピカの同期。
・クラピカに雇われたと思われる。
・クラピカの狙う第4王子へ接近する為に、王子の警護兵へ応募。
・第12王子「モモゼ」が死亡したため第13王子「マラヤーム」の警護兵に異動。
バショウ
・クラピカが属していたマフィア「ノストラード組」の組員。
・クラピカに雇われたと思われる。
・クラピカの狙う第4王子へ接近する為に、王子の警護兵へ応募。
・第7王子「ルズールス」の警護兵に付く。
・第7王子「ルズールス」と一緒に合法のハッパを嗜む。
センリツ
・みんな大好きセンリツ(ノストラード組)。
・クラピカに雇われたと思われる。
・クラピカの狙う第4王子へ接近する為に、王子の警護兵へ応募。
・第10王子「カチョウ」の護衛に付く。
ビスケ
・ゴンやキルアの師匠的存在。
・キルアの紹介でクラピカに雇われる。
・クラピカの狙う第4王子へ接近する為に、王子の警護兵へ応募。
・第13王子「マラヤーム」の護衛に付く。
レオリオ
・ゴン、キルア、クラピカの仲間。
・チードルに誘われ十二支んに参入。
・医療チームとして暗黒大陸行き。
モラウ
・十二支んに協力。
・暗黒大陸で船を用意し十二支んと合流予定。
・暗黒大陸の深部まで同行予定。
ノヴ
・十二支んに協力。
・暗黒大陸で物資と人材の流通管理。
・暗黒大陸の深部までの同行は拒否。
ビヨンドネテロ
・過去暗黒大陸を渡航。
・カキン国王を歴史的偉人にする代わりに暗黒大陸探検の総責任者として渡航
・ハンター協会の監視から逃れて好き勝手にする
ジン
・十二支んを脱退。
・ずっと昔から暗黒大陸を企てていた。
・パリストンと共にビヨンド一派として暗黒大陸を目指す。
パリストン
・十二支んを脱退。
・ビヨンド一派として暗黒大陸を目指す。
ヒソカ
・旅団狩りをするため船内に潜伏中
キルア
・妹のアルカと旅を満喫
ゴン
・念が使えなくなり帰省