海外の人気サイエンスメディア「Wonder of Science」がTwitterで呟いた冥王星の比較画像が話題となってます。
画像の左に写っているのは、1994年にハッブル宇宙望遠鏡の微光天体カメラから撮影された冥王星の画像です。
この微光天体カメラ(FOC)とは、1990年の打ち上げから2002年までハッブル宇宙望遠鏡に設置された惑星を撮影するカメラで、波長115〜650ナノメートルの非常に微弱なUVおよび光学光を表示するように設計されています。
対して右の鮮明な冥王星の画像は、2015年7月14日にNASAの探索機ニューホライズンズ宇宙船から撮影、色彩を増幅したもの。ニューホライズンは、惑星の大気成分や地表の様子を観測するため、9年半かけて48億kmという途方もない距離を泳ぎ撮影しています。
月は38万km、太陽は1億5000万km、冥王星は48億km。これは地球との距離です。冥王星がどれだけ遠くにあるかということがお分かりになると思いますが、人類は21年の間に、この果てしなく遠い宇宙の星々を観測する様々な技術を発達させ、これほどまで鮮明に映し出すことに成功したのです。
人類すごい。