
昨年から徐々に海外のベースミュージックヘッズ達の中で盛り上がりを見せつつある新ジャンル Future Riddim(フューチャーリディム)について解説します。
Future Riddim(フューチャーリディム)とは
「Future Riddim(フューチャー・リディム)」は、2020年5月に<Never Say Die Black Label>などからリリースを重ねるプロデューサー Leotrix(レオトリックス)によって提唱されました。
ダブステップを軸に、フューチャーベース、ダンスホールなどの様々な音楽要素を掛け合わせ、メロディックかつヘヴィーに仕上げたベースミュージックのサブジャンルで、BPMは140〜150辺り。名前にRiddimと付いている通り、ダンスホールレゲエ由来のリズムパターンを基本のリズムとしているケースが多い。
1つの曲に複数のジャンルが混合するハイブリッド・サウンドが当たり前に出回る時代ということに加え、ダブステップや他のベースミュージックとの差別と線引きがハッキリできていないことから「全然新くない」「ダブステップと変わりない」と否定的な意見も散見されているように、フューチャー・リディムを聴いてもフューチャー・リディムであると判別しづらい作品が多いのが現状です。
Future Riddim を聴いてみる
実際に聴いてみましょう。
聴いて分かるようにジャンルの特徴が弱く感じます。果たしてフューチャーリディムは感度の高いアンダーグランドなビートヘッズに浸透していくのでしょうか。
これまで誕生したジャンルと同じように、このジャンルにおけるカリスマが出現し、ハッキリと区別できるジャンルの特徴を明示して作曲者が真似をし易い環境を整えることがシーン発展の別れ道となるでしょう。
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